血液中のナトリウムイオン濃度は通常、135〜145mEq/l程度ですが、濃度が低下すると次のような症状が現れます(mEq/lはイオン濃度の単位)
ナトリウムイオン濃度が低下すると…
・130mEq/l=軽度の疲労感
・120mEq/l=頭痛、嘔吐、精神症状
・110mEq/l=性格変化、ケイレン、昏睡
・100mEq/l=呼吸困難などで死亡
現に日本でも水中毒にて病院に搬送される事は昔からありましたが、ここ最近は猛暑の関係で尚、目立ってきました。
水中毒の治療には、塩(塩化ナトリウム)を補充する必要がありますが、急に補充すると脳を損傷することがあるので、時間をかけて補充するなどを行います。
スポーツドリンクや経口補水液を上手に摂取
じゃ、熱中症予防には水分補給が欠かせませんが、どうしたらいいのでしょうか。
答えは、水だけを摂取するから低ナトリウム血症になるのです。ナトリウム(塩分)を含むスポーツドリンクや経口補水液で水分補給をすれば何の問題もありません。
「熱中症予防に水分補給」といったときの水分とは、水やお茶だけではなく、スポーツドリンクや経口補水液もあわせて摂取することを覚えておいてください。
また、水やお茶などを大量にカラダへ摂取しても、水分は補給されません。
かえって尿などで水分がどんどん出ていくという状態を促します。
その結果、飲んでるはずの水分が実はどんどん出て行ってしまい、脱水症になってしまいます。
どうしても水やお茶を飲む場合はそれら水分と一緒に、ナトリウムなどのミネラル分も一緒に補給することが大事となります。
この暑い気温の中、スポーツをしていたら正直、みんなバテます。
その中で無理をするのでは無く、この暑さと上手く付き合っていき、みんながダウンしてる間にも休まなくても良いベストなパフォーマンスを行える環境を自らの意識を変えて作っていきましょう。
戦い抜いた選手は必ず強くなります。
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